12/27 反ワクチン運動から足を洗った人（２）

Q：その方の影響でワクチンを打ちたくなくなった？
A：子供には、ポリオ、BCG、麻疹のワクチンは接種していた。ポリオは経口、BCGははんこ、麻疹はリスクが高いと思って受けた。
０～１歳のワクチン接種のスケジュールはとても過密で、仕事の合間に小児科に通うのは大変だったのと、子供の体調が
悪かった時には受けなかったこと等から、「ワクチンはよくないという意見もある」「ワクチンは任意なんだからいいんだろう」
等という結論に至ってしまった。

　夫にはワクチンの話はしなかったが、「していない」ことは知っていた。後で聞いたら、「その内に打つだろう」と思っていたと聞いた。
　子供が殆ど病気にならなかったこと、母子手帳を出しても、ワクチンを勧められることもなかったこと、保健センターから連絡も
無かったこと、保育園や小学校への提出物のワクチン欄が空白であっても、何の指摘もされなかったこと等で月日が経った。

Q：お子さんが１２歳になった時からワクチン接種を再開されたが、心境の変化でも？

A：子供が８～９歳の頃から、ワクチンを打たせたいを思うようになった。２０１１年の東日本大震災をきっかけに考えを変えた。
　周囲の反ワクチンの人達の話に疑問を持つようになった。「ワクチンは危険」と言いながら、成分も知らないし、論拠に証拠も無い。
そして、常にゼロリスクを求めている。無茶苦茶な説でも、「あの人はいい人だから本当だ」と納得したりで、理屈じゃなくて、
感情論で話す内容に「おかしいな」と思うようになった。
　更に、「自分達以外の人は真実を知らない」と相手を見下す姿勢もあり、違和感が湧いていた。そこに大震災が起きて、
自然派で反ワクチン派の人達は、「福島は放射能で危険だ」と他の地方へ自主避難したり、移住したりした。

　続きます。

１２月２７日　　反ワクチン派の論破は難しいと実感　　T.HoSoDa

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