5/12時事川柳もコメントも ブログ読者は えびす顔

T.HoSoDaの時事川柳選句（1472）　　　　　　　　　　　2019年5月12日

資料を整理していたら、「ゴーン特集」が出ました。以下5句は毎日新聞です。
自分への　コストは巨額　ゴーンさん　（東京　寿々姫）
会長の　家賃も載せた　日産車　（福島　烏賊人参）
新社名　ゴーンにちなみ　ルールノー　（福岡　腹は真黒ん）
十億を　得れば百億　欲しくなる　（鴻巣　雷作）
不思議だね　悪人顔に　見えてくる　（神戸　松壱師）
　今年、最も川柳ネタになったのは、ゴーン氏だったと思います。

トランプや　無理を通せば　支持上がる　（熊本県　立山秀則・毎日新聞）
　支持率なんか気にしていないようですが、やっぱり気になるんでしょうか。

ミサイルの　在庫整理を　実施中　（香川県　桑島正樹・朝日川柳）
　「俺を忘れるな！」の連発です。

待たれるは　スタンドインの　飛翔体　（大阪府　谷口東風・朝日川柳）
　「打者」大谷も、最初は凡退していましたが、「今に打つ」と監督は使い続けました。その期待に答えつつあります。スタンドインも日にちの問題でしょう。ま、野球のボールも飛翔体です。

助手席の　うるさい免許　返納者　（北九州　むべの花・毎日新聞）
　数十年の経験に基づく教えです。素直に聞き入れましょう。

昼ビール　一日無駄に　する覚悟　（奈良　稲辺樹逸・毎日新聞）
　自治会の集会等は、よくビールが出ます。私は飲みません。

新聞紙　昔はもっと　使い道　（勝浦　ナメロー・毎日新聞）
　トイレットペーパー、書道の練習用紙、八百屋等の包み紙、畳裏の乾燥剤、竈（かまど）の着火材等。

二級酒と　言って店員　困らせる　（福岡　小把瑠都・毎日新聞）
　昭和15年、政府は特級、一級、・・・、五級の分類を決めました。昭和18年酒は配給制となりました。昭和24年配給制が廃止され、特級、一級、二級のなり、それぞれ酒税が異なりました。やがて、「この『階級制度』は何の意味があるんか」の異論が起こり、平成5年廃止されました。

宰相が　悪いと天変　地異起こる　（神戸　酒みちる・毎日新聞）
　捻り等がなく、実情を反映していない、単なる「悪口」川柳です。悪い見本として載せました。

ただそこに　生まれただけで　憎み合い　（八尾　立地Z骨炎・毎日新聞）
　何故でしょう。人間の性（さが）でしょうか。先祖の動物性が消えていない？