4/19 ハイブリッド免疫

２０２２年４月１８日の朝日新聞に載った一文を要約して紹介します。
見出しは「自然感染＋ワクチン接種＝ハイブリッド免疫？」「インドの
感染者激減」「より強い免疫獲得か　インド、スウェーデンで分析」です。

　インドでは、新型コロナウイルス感染の累積感染者は４４００万人以上で、
約５２万人が亡くなった。そのインドで、新規感染者が激減している。

　インドの人口は約１４億人、１年前の２０２１年４月頃から感染者が急増し、
今年に入って一時は１日当たり３０万人近い新規感染者を記録したが、
１月下旬以降は急減し、４月４日は７９５人だった。

　インド政府の対策部会座長の医師は、従来の感染予防に加え、
新型コロナウイルスに感染した人が、ワクチンを打って「ハイブリッド免疫」を
得た可能性が強いと説明している。

　インドで昨年６月～７月に、３６，２２７人を対象に行った検査で、
６７．６％の人が抗体を持っていた。単純計算すれば、約９億人の人が
抗体を持っていることになる。当時はワクチンの接種率は３０％だったので、
数億人が既に感染している可能性がある。

　インドでは、アストラゼネカの技術供与を受けて、国内でワクチンを製造している。

今年２月の時点で、成人の８０％が接種を終えている。

　ハイブリッド免役は他の国でも研究されている。スウェーデンで約３５０万人を
対象にした分析では、感染後にワクチンを接種した人は、感染後に未接種の
人より、再感染率が５８％減少した。２回接種の場合、より長期間リスクが減る。

　日本の専門家は、「あまり聞いたことがない用語だが、既に感染した人が
、ワクチン接種を受けると、より強い免疫が誘導されるのは、多くの感染症で
見られる現象」と指摘している。

４月１９日　　ワクチンの有効性は疑わない　T.HoSoDa

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