1/16 「ゼロコロナ」のカラクリ

インターネットで見つけた２０２２年1月６日配信です。原題は、「住民の強制隔離で感染者ゼロ？　『ゼロコロナ』のカラクリ」。
「社会面溝零』号令の恐ろしさ」で、著者はジャーナリストの福島香織氏です。要約紹介します。
　「カラクリ」は日本語です。今回はこれに触れませんが、ここでは悪い意味で使われています。良い意味の場合は、
「からくり人形」等があります。

　中国の陝西省西安市では１月３日に、累計感染者は１，７００人となった。人口比は西欧諸国と比べれば微々たるものだが、
市民が怖いのは「社会面溝零」と呼ばれる「ゼロコロナ政策」である。

　１月１日に開かれた西安市のビデオ会議で、１月４日迄に新規感染者をゼロに抑える目標が打ち出され、陝西省の書記から
「檄」通達が出た。実際の「ゼロ」作戦は、新規感染者を「ゼロ」にするのではなく、コロナ感染者を排除して「ゼロ」にすることだった。
感染拡大区域の小区（団地）の住民が、数万人単位で僻地の収容施設に運ばれ、社会から隔離され、そこの感染者は「ゼロ」となった。

　ある小区で疑似感染者が出ると、子供も病人も含め住民全員がバスに乗せられて、近郊の隔離施設に連行される。事前通告は無く、
必要な準備も出来ず、何処に行くかも知らされず、水栓が1つの部屋に通されて、「ここで２週間過ごしなさい」と告げられる。
　市内の居住区には人が居ないので、ゼロコロナが達成されたことになり、仮に隔離施設で新規感染者が発生しても、
それは市内ではなく、感染者の数にはカウントされない。

続きます。

１月１６日　　　中国の土は踏んだことがない　　T.HoSoDa

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