12/30 反ワクチン運動から足を洗った人（４）

続きです。

Q：お子さんにはどのように話されましたか？　接種を受けた医師の対応はいかがでしたか？
Ａ：子供には「今年はたくさんワクチンを打つことになるよ」と告げたら、「何で？」。説明したら
納得してくれた。重大な感染症に罹らず大きくなってくれたが、それはラッキーだった訳で、
振り返って恐ろしくなった。

　紹介された医師に行く時、責められないか心配だったが、それはなくて普通に対応して貰った。
接種リストを持ってせっせと通い、中学３年までにほぼ終わり、２０歳頃の追加接種１回を残す
だけになった。公費での接種期間が過ぎたのもあり、自費で５万円位かかったが、授業料だと
思った。そして、もっと早く保健センターで相談しておけば良かったというのが素直な感想である。

Ｑ：あなたのように、ワクチンに懐疑的になった人が居たら、何を伝えたいか？
Ａ：是非保健センター等で相談して欲しい。ワクチンでなくても、子育ての相談でも構わない。
情報収集は大切である。
　子育て中は頼れる人がたくさんいた方が良い。専門家に色々聞くことは凄く意義がある事と
思った。保健センターは別世界かと思われるかも知れないが、そこの人が子供たちのことを
真剣に考えていることを知るだけでも視野が広がる。

Q：反ワクチンに嵌ってしまった人に接するのはどうしたらいいのか？
A：それは非常に難しい。不安があるのだったら、ゆっくり話を聞いてあげて欲しい。反ワクチンの
グループに属している人は、意外とワクチンの成分等を調べている人は少ないことが分かった。
いつでも受け入れてくれる仲間を求めているのかもしれない。
　従って、「反ワクチンなんてとんでもない」と激しく非難するのではなく、話を聞いて、
優しく接して欲しいと思う。

このシリーズはこれで終わりです。

１２月３０日　　　説いた数は少ないが、翻意させた実績なし　　T.HoSoDa

 

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