12/21 モデルナに軍配

アメリカ　ハーバード大学の公衆衛生学のB.A.Dickerman氏らは、α株流行期にファイザーとモデルナのワクチンの有効性を比較。
その結果、感染リスクと重症化リスクにおいて、モデルナ製の方が低かったことを、Ｎ
 Eng J Medのオンライン版で、12月1日に発表した。

　対象は１８歳以上の退役軍人で、全国データベースからワクチン接種日、年齢等をマッチングさせた各々２１９，８４２人を対象にし、
合計は４３９，６８４人となる。ほぼ全例が２回目接種を受けている。

　接種後２４週目の１，０００人当たりのイベント数を比較する。
　感染                          ファイザー　５．７５，　モデルナ　４．５２
　症候性発症             ファイザー　１．５７，　 モデルナ　１．１３
　入院                         ファイザー　１．３３、   モデルナ　０．７８
　ＩＣＵ入室（重症化）　 ファイザー　０．３６、　モデルナ　０．２６
　死亡                        ファイザー　０．２２、   モデルナ　０．２０
　Ｄｉｃｋｅｒｍａｎ氏は、（１） ワクチンに含まれるmRNA量がファイザー　３０㎍、モデルナが１００㎍だったこと、（２） １回目と２回目の間隔が、
ファイザー３週間、モデルナ４週間だったこと、（３） 脂質ナノ粒子の組成の違い等が有効性に差が生じた原因と推察している。

【編者注】 ファイザー製ワクチンの有効成分は「トジナメラン」、モデルナ製ワクチンの有効成分は「mRNA-1273」との記載があった。

１２月２１日　　どっちでも良さそうな気がする　　T.HoSoDa

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