10/10 ワクチン接種か拒否か（２）

続きです。

　世論調査を党派別に見る。
Q：マスク着用が感染防止に効果があるか？
A：民主党支持者の９１％が「ある」、共和党支持者では５１％。

Ｑ：ワクチン接種は感染防止に効果があるか？
Ａ：民主党支持者の７８％が「ある」、共和党支持者では３１％。

　これらの結果は、トランプ大統領が在任中に「マスクは役に立たん、ワクチンは効かない」と言ったことが元凶となっている。
これを受けて、共和党州知事が「ノーマスク」「ノーワクチン」を打ち出した。更にインターネットを利用した保守強硬派や保守派
コメンテイターが、「話に尾びれを付け」て、ワクチン否定論を流しまくった。

　トランプ大統領はかなり前にワクチン接種を済ませており、８月２５日のアラバマ州での集会では、支持者達に接種を勧めた。
トランプ大統領を最後まで支えた上院議員も、地元集会で自分もワクチン接種を受けたことを明らかにして、「未接種の人に
ワクチン接種をお勧めする」。更に「この州で入院中のコロナ感染患者の９２％はワクチン接種をしていない人達だ」と付け加えた。

　民主党のニューサム・カルフォルニア州知事は、最近公立学校の教職員と生徒にマスク着用とワクチン接種を義務付ける
決定をした。しかし、市町村レベルでは独自に教職員にワクチン接種を義務付けていた。

　「反ワクチン運動」を続けている極右組織の一部は、これらの市町村教育委員会メンバーや教師、医療関係者に物理的暴力
を加えたり、脅迫電話やメールを送ったりしている。

　まだ続けます。

１０月１０日　　　流行の沈静化にはまだ懐疑的　T.HoSoDa