6/12％SpO2　　PRｂｐｍ

「パルスオキシメーター」の続きです。

　平成１３年、東京で開かれたある研修会で、「このような場合、『気を付けましょうね』で終わってはいけない。
必ず再発があるので、根本原因に迫り、改善策を探るべきである」と教わりました。

　パルスオキシメーターは医療機器ですが、一般の方も購入可能です。通信販売の画面を見ていますと、
数十種類が売り出されています。見たのでは、「キリ」が ２，９９９円 で、「ピン」は３４，８００円でした。

　一つの問題は、看護師等の医療職が、患者等の指先に嵌めて、看護師側から酸素濃度を読み取る
ようにした機器と、逆に患者自身が付けて、自分が読めるようなった向きの機器があります。

　多くの機器で、卓上デジタル時計と同じ文字が使われており、「６８％」を逆からみると「％９８」になります。
「酸素濃度」　「脈拍数」の漢字表示の機器はほぼなく、”%SpO2” と “PRbpm”
のローマ字表示が付いています。

　医療者でも見誤りました。非医療者の方々は読み誤りがありうると考えます。ホテル療養施設では、
パルスオキシメーターを利用者に渡し、電話でそれを確認していると思われますが、読み誤りが大事となりかねません。

　皆さん方も、以上の視点で、近くにあるパルスオキシメーターを手に取ってみて下さい。

６月１２日　　　パルスオキシメーターを見る目が変わった　　T.HoSoDa