6/10パルスオキシメーター

　新型コロナウイルス感染で、一般の人も知る医療機器になりました。カタカナで覚える人が大部分で、
「酸素の測定」だけを知って購入する人も少なくないと思います。

　京都府で新型コロナウイルスに感染した６０代男性は、軽症だったので、本人の希望で、
５月２０日に宿泊療養のホテルに入所しました。５月２５日夜までは安否確認が出来ましたが、
その後連絡が取れず、５月２６日午後に死亡が確認されました。安否不明は１５時間でした。
　ホテルには看護師がいましたが、新規入所者の対応に追われ、直ぐに訪室出来ませんでしたが、
２５日に血中酸素濃度を確認した際、「入院の必要はない」と判断していました。

　6月５日、京都府が男性の血中濃度を再検証したら、血中酸素濃度は５２～７６％で、

看護師が酸素濃度と脈拍を「読み違えていたのではないか」となりました。そして、
少なくとも６時間の間、安否が分からないのに、看護師が何の対応もとらなかったことも問題視し、
規定を改めました。

　今日は事実関係だけにします。機器と考察は後日載せます。

６月１０日　　この機器は反対側から読んで、読み違えたことがある　　T.HoSoDa