9/27 Cierre de emergencia

「都市封鎖」のスペイン語を題にしました。中国語では「封城」です。新聞記者になり、１年半の海外取材旅で
行ったスペインのバルセロナに惹かれ、定年後はここに移り住んで豆腐屋を営んでいる清水建宇氏の一文を、
小冊子「熱風202０年６月号から要約します。元の題は、「新型コロナウイルス禍 スペイン・バルセロナで起き
たこと」です。新型コロナウイルス感染症関係のことだけを引用します。

　バルセロナは地中海の沿岸都市で、人口１６０万人で姉妹都市の神戸市と同じ位である。２０２０年３月１３日、
スペイン全国の感染者が４，２０９人となり、バルセロナのあるカタルーニャ州では３１６人となった。州知事は
「州全域に非常事態を宣言する」と告示し、翌１４日から厳しい外出制限を実施し、中央政府も追っかけ
「警戒事態」を宣言した。

　スペインは、米国で始まったリーマン金融ショックと、国内の不動産バルブが同時に「破裂」して、経済危機となり、
EU等に頼み込んで、巨額の融資を受けたが、この見返りに超緊縮財政を約束させられた。消費税率を２１％に上げ、
公務員の賃金カット、医療費削減、福祉への補助削減、大学の費用削減等の施策で、新型コロナウイルス
感染の前から、医療は崩壊寸前だった。

９月２７日　　形容詞が後ろに付く言語には馴染めない　　T.HoSoDa