9/11 アメリカのマスク着用義務とワクチン接種義務

インターネットで見つけたロイター電（Reuters）からの引用です。

　９月５日の毎日新聞に「仲畑流万能川柳」に、「陽性者　いるんだろうな　この車内」の川柳が載っていました。
詠み人は茨木の「羽布田土」氏です。

　アメリカ運輸保安庁（TSA：Transportation Security Administration）は、９月１０日から公共交通機関等でのマスク
着用義務の違反者に対する罰金を引き上げます。今年１月から２５０ドルだった初回違反者の罰金額を、
５００―１０００ドルと倍にして、違反を繰り返した場合、１０００―３０００ドルにします。このルールは来年の
１月１８日迄続きますが、これはバイデン大統領の指示でした。
　国会で「あーした」「こーせい」を繰り返し審議している日本と比べ、大統領令は簡単、迅速、かつ強烈です。

　これも大統領令です。バイデン大統領は９月９日に、「わずかな例外を除き、全ての連邦政府職員に新型
コロナウイルスワクチン接種を義務付ける」と発表しました。
　また、「従業員１００人以上の企業には、従業員のワクチン接種、もしくは週１回のコロナ検査を義務化する
規則を策定する」とも発表しました。国内労働者の三分の二に相当する約１億人が対象となります。

　バイデン大統領は演説で、ワクチン接種忌避者に対し、「我々は辛抱強く待っていた。しかし、我慢も限界
に来ている。あなた方の拒否の代償を、我々全員が払っている」と述べました。米疾病対策センター（CDC）
によれば、対象者の６２％しか接種が完了していないそうです。
　この他にも、バイデン大統領は、高齢者向け公的医療保険「メディケア」と、低所得層の「メディケイド」の
対象医療機関の医療従事者１７００万人にもワクチン接種を義務付けます。

　この大統領令の実効性を確保するため、規則に従わない企業には、違反１件当たり約１万４０００ドルの
罰金を科す考えです。
　勿論野党の共和党は黙ってはいません。政府の保健政策を監視する下院委員会の共和党委員、
キャシー ロジャース氏は、「バイデン大統領は、恐怖心を利用して統制と義務化を計っている」と批判し、
共和党全国委員会は「バイデン大統領を提訴する」ことを表明しています。

【編者注】 次の自民党総裁（＝首相）は、上記の一部でも口にすることが出来ますでしょうか？

９月１１日　　日本ではワクチン忌避者の声の方が大きい？　T.HoSoDa