9/9 イスラエルの現状

世界に先駆けてワクチン接種を進め、国民の７８％が２回接種を終えたイスラエルでは、
感染者が大幅に減り、諸規制が緩和されました。しかし、デルタ株の出現等で、「輝かし
い手本」が「他山の石」になっています。
　「東洋経済ONLINE」からの引用で、元は ”The New York Times” です。

　今年春からワクチン接種を驚くべき速度で進めたイスラエルは、新型コロナ対策の
世界的模範とされた。感染者は大幅に減り、接種証明書の「グリーンパス」を提示すれば、
各種イベントに参加出来、最終的にはマスクの着用も撤廃された。
　今新規感染者数は、最悪期だった今年冬の水準に急速に近づいている。行動制限
が再開され、政府はロックダウン（都市封鎖）の再発動を検討している。ベネット新首相
は厳しい試練に晒されている。一部の専門家は、ワクチン効果が時間と共に低下する
ことを懸念している。

　イスラエルでは、「密の回避」等の感染予防を目的とした行動規制が６月から解除
されていた。屋内でのマスク着用義務が最後まで残った規制だったが、これも６月１５日
に撤廃された。
対策を助言する専門家パネルの責任者のバリサー氏は、「行動規制を緩和する時点で、

基本的に国民は集団免疫に近い状態にあると考えていた。これが間違っていたとは
考えていない」と述べた。

　イスラエルの一部のデータでは、早い時期に接種を済ませた人の間で、重症化リスクが
高まっていることを示していた。

続きます。

９月９日　　４月に二回目を済ませた　　T.HoSoDa