4/15令和の美挙

安倍首相の一声で、「全所帯に布マスクの2枚」が下賜されます。配布理由を安倍首相は次のように述べています。「急拡大するマスク需要の抑制を図り、国民の皆様の不安解消に少しでも資するよう速やかに取り組んでまいりたい」。
 マスクの品薄状態が続いています。全国民が毎日使い捨てマスクを使えば、単純計算で毎日1億2000万枚が必要となり、一月で36億枚となり、布マスクを再利用して使えば、需要は確かに減らされます。厚労省と通産省は、布マスクの再利用を盛んにPRしています。現在売られているマスクの大部分は使い捨てが原則の不織布マスクで、布マスクは5-10%位です。

 マスク着用時の空気の流れを数値流体力学の手法でシミュレーション解析すると、マスクを着けてもマスクを通して吸っている空気は少量で、顔への密着度が悪いと1割位だそうです。言い換えると横の隙間を90%の空気が通っていることを意味しています。これは、空気は抵抗の少ない所を通る性質があるからです。

 私もサージカルマスクを、寒い日にそのまま着けました。息を吐くと、眼鏡が曇りました。上端の針金を折り、鼻の両横に密着させると、マスクの全面が呼吸の度に動きます。
 国会中継を見ていますと、安倍首相の力んだ演説の際でも、ガーゼマスクはほとんど動きません。横からは口の動きが見えます。検証はしていませんが、ガーゼの中を漉されて通る空気は僅かではないでしょうか。

 厚生労働省から、布マスク全戸配布に関した、質疑応答をインターネットでみつけました。理由は最初に載せました。
 Q:効果はあるのか。
 A:先ず咳やくしゃみの飛散を防ぐ効果がある。更に、手指を口に触ることを防止するので、感染拡大を防ぐ効果がある。
 次に喉や鼻の湿度を上げ、呼吸器を湿潤にして、風邪等を罹患し難くする効果がある。最後に、洗濯して繰り返し使い、国民の供給に対する不安を和らげ、マスクが真に必要な所に出回ることが期待できる。
【編者注】 私製英語ですが、“Not for me、but for you” がマスクの効能と思います。
 Q:洗濯して性能が落ちることはないか。洗濯の回数は?
 A:洗濯による再利用で、品質上問題がないことは確かめてある。毎日洗って頂きたい。汚れた場合は、その場で洗ってほしい。洗濯により縮む場合がある。

 安倍首相や厚労省が言う通りなら、「令和の美挙」ですが、総費用は466億円。この金で、境港の停泊している巡視船「おき」が7隻建造可能です。
 ちなみに、「びきょ(美挙):(1) 美しい行為。(2) 褒める価値ある行い」と広辞苑に載っています。ちなみのちなみに、反対語は「愚挙」です。

4月15日  下賜のマスクは「歴史の証拠」として保存するつもり  T.HoSoDa

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